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2019.06.14LIDET

恒例の鈴木健氏による大会見所
6.26 POWER HALL 2019
②ストロングvs金剛による団体対抗戦
別人となった北宮が大地、関本と再会

第2試合:CLASH OF SWORDS
関本大介&橋本大地vsマサ北宮&稲村愛輝

長州力のプロダクション・リキプロ主催興行「LOCK UP」の時代から参戦を続けていた関本が、最後までそのイズムの息づくリングへ上がることとなる。パートナーは大日本が誇るストロングBJ戦線においてBJW認定世界ストロングヘビー級のベルトを巻いた者同士でもある橋本。昨年7月のPOWERHALLでは、父・橋本真也と浅からぬ因縁で結ばれた長州と6人タッグ戦で激突した。

そんな2人の対戦相手はノアから乗り込んでくる北宮&稲村。北宮は佐々木健介の健介オフィス(のちのDIAMOND RING)でキャリアをスタートさせ、昭和の名レスラー・マサ斎藤さんの代名詞“Go For Broke”の精神を継承するべく“マサ”を名乗っており、それらの源流をたどると長州に行き着く。

昨年デビューの稲村は、キャリア9ヵ月ながら北宮と比べても見劣りせぬガッチリとした体格を誇り、今年春に開催されたGLOBAL TAG LEAGUEではそのパートナーに抜てきされた。2人はTHE TOUGHのチーム名を名乗り、公式戦では稲村がクセ者・井上雅央を攻略し先輩から自力初勝利をあげるなど飛躍的に成長。そして拳王の呼びかけに応じ反体制ユニット・金剛のメンバーとなった。

新ユニットに参加しても、北宮は稲村とのTHE TOUGHは継続する意向を示しており、Go For Brokeの精神を叩き込むつもりでいる。この3月より親会社が変わり新体制となったノアのリングで、若きGHCヘビー級王者として新風景を描いているのは清宮だが、そのすぐ下の稲村(年齢は4歳上)が急速な成長ぶりを見せているだけに近い将来、ライバルになり得るポテンシャルを感じずにはいられない。

斎藤→長州→健介→北宮の系譜を受け継ぐ男が関本と対峙するのは、9ヵ月というキャリアだからこそ面白い。失うものなど何もない中、体格負けせず玉砕覚悟でぶつかっていけばノアのリングで暴れる時とは違ったポテンシャルが引き出されるはず。大日本の若手たちは、関本相手にそれを繰り返すことで力強くなるのだ。

ただ、この試合に関しては北宮も関本食いを目論むはず。令和のプロレスシーンにおいて、マッスルモンスターに勝つのはベルト奪取に匹敵する価値を持つ。ならば、その機をみすみす稲村に譲るつもりなどないだろう。

だからといって橋本の存在を忘れるようでは痛い目に遭う。長州DNAの2人と、橋本真也の血を継ぐ男の絡みとの見方も当然できるが、ここは大日本vsノアの対抗戦というポイントにフォーカスを絞った方が刺激的だ。

橋本と北宮は2014年2月11日、DIAMOND RING後楽園大会にて1度だけ対戦している(橋本&タンク永井vs北宮&熊野準)。この時は橋本がシャイニング・ウィザードで熊野から3カウントを奪取したが、まだ北宮はマサを名乗っておらず学生時代に培ったレスリングの色が強い若手にすぎなかったため、参考にはならないと言っていい。

じつは両者とも同じ2011年のデビュー。早くから脚光を浴びた橋本とは対照的に、北宮は先輩である中嶋勝彦(現・ノア)や宮原健斗(現・全日本プロレス)の背中へついていくのに必死だった。あれから5年4ヵ月が経ち、自信に満ち溢れた姿を橋本に見せつけるだろう。

また、北宮は過去に4度関本と対戦しており(うち2つがシングルマッチ)、いずれもジャーマン・スープレックス・ホールドに玉砕している。その時の悔しさを忘れていなければ、今回のタッグ戦は“ここで会ったが百年目”となる。パワフルで重厚感に満ちたプロレスラーならではのタフネスさを見たければ、この一戦がオススメだ。

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