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2019.06.16LIDET

恒例の鈴木健氏による大会見所
6.26 POWER HALL 2019
④DDTの未来が世界を見てきた男とタッグ
生まれる前からリングに上がる2人と対戦

第4試合:THE FUTURE IS NOW
田中稔&小坪弘良vsヨシタツ&上野勇希

今年デビュー25周年を迎える田中&小坪と、新日本-WWE-全日本でキャリアを重ねてきた“ワールドフェイマス”ヨシタツの中に23歳の若者が入ったタッグマッチは“THE FUTURE IS NOW”のタイトルがつけられているように、ベテラン3人の中で上野がどんな闘いぶりを見せるかがまずポイントの一つ。DDTプロレスリングの若きエース・竹下幸之介と高校時代の同級生だった上野は、それまでプロレスを見ていなかった。

「プロレスを見にいくというよりも、友達が頑張っているから一回応援にいかないと」という感じで初めて見るや、竹下の姿に心を揺さぶられた上野はプロレスラーになることを決意。DDTの若手育成ブランド・DNAで2016年10月にデビューを果たし、2017年11月にはディファ有明にて開催されたディファカップで竹下とともに優勝を果たしている。

伸びのあるドロップキックやフロッグスプラッシュは器械体操で鍛えたバネの賜物。そんなDDTの未来を担う男にとって、相手の田中と小坪は自分が生まれる前からプロレスをやっていることになる。今年2月28日、川田利明プロデュース興行「Holly War~vol.4~」にて田中は25周年記念試合の第1弾をおこなった。プロフェッショナルレスリング藤原組時代の師匠である藤原喜明と、格闘探偵団バトラーツ時代の“イカレ社長”石川雄規によるコンビと対戦したが、そのパートナーが同期である小坪だった。

小坪は入門テストも受けず、誰の許可も得ないままいつの間にか藤原組に居ついてしまった伝説の人物。他の若手たちが組長のもとを卒業しバトラーツを設立する中でひとり我が道を往き、気がつけばもう一つの姿であるつぼ原人としてみちのくプロレスの人気者となっていた。

それだけに、小坪弘良としてリングに上がるのはレアケースで、田中の25周年試合に出場した時が14年ぶりだった(2005年4月24日、フーテン・プロモーション横浜赤レンガ倉庫大会、小野武志戦)。一年に2度も組めるのは、今なおちゃんと連絡がとれる関係にある田中だからこそ。2014年1月31日にWRESTLE-1後楽園ホール大会で20周年記念試合をおこなった時も、小坪は試合が組まれていないにもかかわらず会場へやってきてセコンドについた。

藤原組長の教えを叩き込まれた2人と、現代的なプロレスを体現する上野の邂逅はどんなものとなるか。田中は現在、プロレスリング・ノアのGHCジュニアヘビー級王者だけに勝てば大きな勲章となる。そしてヨシタツは、この試合の4日後に宮原健斗の三冠ヘビー級王座へ挑戦することが決まっている。この5月27日には地元・岐阜で16周年記念大会を開催。自身が保持するUCE(Unify Championship Entertainment)認定コロナ・プレミア・インターコンチネンタルのベルトを懸け、GAORA TV王者・TAJIRIとダブルタイトル戦をおこない、これを制して現在2冠王に君臨。

宮原に勝てば計5冠王となるだけに現在、ノリにノッているのは言うまでもない。階級こそ違うが、田中とは全日本vsノアの現役王者同士のマッチアップとなるためこちらも興味深い。

プロ入りする前から長州のファンだったと公言するヨシタツは、新日本のヤングライオン時代からそのパートナーに抜てきされ「自分の入場曲よりもパワーホールで入場できるのが嬉しかった」というほどに心酔していた。月日は流れ、昨年7月のPOWER HALLでは長州のパートナーを務め、そしてラストマッチの露払いも務める。4人の中では思い入れが人一倍強いだけに、それをどう表現するのかも試合の中で見届けたい。

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